プロジェクトの概要
FUCAM プロジェクト (FUture Cabin for the Asian Market) とは、2025年以降のアジア市場に特化した客室仕様コンセプトを開発することを目的とした、ホライズン2020EU—日本の共同プロジェクトです。FUCAM は、エアバス社がコーディネートする、7カ国のEU各国からの8機関及び東京からの1社による9つのパートナーからなるコンソーチウムにより構成されています。
FUCAM は、まず第一に、アジア市場に焦点をあわせ、それゆえ、研究成果から生まれた客室コンセプトは、現在の世界市場に行き渡っている客室コンセプトとは異なったものになるでしょう。
FUCAM では、航空機座席や客室仕様デザインは、全体的な客室コンセプトの一環として、旅行行動や生活様式において、アジア市場の求めるものや習慣により則したものになるでしょう。特に、生活様式については、ヨーロッパ人にとっての快適性や機内居住性の心地よさというものは、異なるかも知れないからです。
このプロジェクトは、2016年2月に開始され、2019年1月まで続く、3年間のプロジェクトです。(助成金番号:690674)